固定電話の電話料金を安く抑える方法とは?

固定電話の電話料金を抑えるには、インターネット回線を利用した「ひかり電話」を利用する方法があります。

そこで今回は、固定電話の電話料金を安く抑える「ひかり電話」についてご紹介していきたいと思います。


【index】

  • 固定電話の種類は2つ
  • 固定電話の電話料金
  • ひかり電話を利用するにはプロバイダーの契約が必要?
  • ひかり電話を企業に導入するデメリット
  • 電話料金を安くする方法は他にもある
  • まとめ

固定電話の種類は2つ

固定電話の種類は、NTTのアナログ固定電話とひかり電話の大きく2つに分類することができます。


NTTのアナログ固定電話とは?

NTTのアナログ固定電話とは、NTT東日本と西日本が提供している固定の有線電話サービスであり、電話加入権を利用するアナログ回線とISDN回線の2つから選択することができます。アナログ回線は1本の電話回線で利用できるのは1通話のみですので、家庭用として多く利用されています。

一方のISDN回線は、1本の電話で同時に2通話利用することができたり、最大2番号までプラスできるため、主に企業で利用されているサービスです。

※2024年1月よりアナログ固定電話は廃止され、IP網へと切り替えが行われます。


ひかり電話とは?

ひかり電話とは、光ファイバー回線を利用したもので、電話とインターネットの両方のサービスを同時に受けることができます。他の一般的なIP電話だと、「050」から始まる番号が付与されますが、光電話の場合は「03」や「06」といった地域番号から始まる電話番号も利用することができるのです。

また、IP電話では利用できない「110」や「119」などの緊急通報用番号にも発進が可能であるのが特徴です。


固定電話の電話料金

NTTのアナログ固定電話、ひかり電話の電話料金や初期費用に関しては、次の通りです。


NTTのアナログ固定電話の電話料金

NTTのアナログ固定電話の回線使用料(月額基本料金)は、ダイヤル式かプッシュ式かどうかで多少異なりますが、1,870円~利用することができます。

回線利用料のプランには、「加入電話・ライトプラン」と「加入電話」の2種類があり、「加入電話」を選択すると施設設置負担金(39,600円)が初期費用としてかかります。

「加入電話・ライトプラン」は、初期費用がかからない代わりに、月々の使用料金が「加入電話」よりも若干高くなります。

通話料金に関しては、距離が遠くなるほど高くなるのが特徴で、時間帯によっても異なります。例えば、市内での通話の場合(固定電話向け)、通話料金は9.35円(3分)(8:00~23:00)であるのに対し、60㎞を超える場所への通話は、44円(45秒)(8:00~19:00)となります。

※2021年7月時点

参考:NTTホームページ


ひかり電話の電話料金

ひかり電話の場合は、NTTのアナログ固定電話とは異なり、施設設置負担金(39,600円)がかからず、基本料金が安いのが魅力です。また、ひかり電話同士の通話であれば、全国一律で8.8円(3分)と、リーズナブルに利用できます。

ひかり電話には、下記のようにいくつかのプランがあります。


◆基本プラン

一番シンプルでリーズナブルなのが基本プラン(550円)で、通話料金は全国一律で8円(3分)です。付加サービスや月内料金に含まれる通話料金がなく、とにかく月額料金を安くしたい場合におすすめです。


◆ひかり電話オフィスA(エース)

ビジネス向けの「ひかり電話オフィスA(エース)」は、最大300チャネルの同時通話が可能であったり、最大7000番号を利用することができ、現状使用している電話番号をそのまま利用することもできるのが特徴です。

基本料金は1,650円~、通話料金は全国一律のプランと、距離に応じて異なるプランの2つの種類があります。


◆安心プラン

安心プランは、1,540円~利用できるプランで、1,408円(最大8時間相当)分の通話料が、基本料金に含まれています。通話料は7.92円(3分)と割安ですので、通話が多い方におすすめです。


◆もっと安心プラン

もっと安心プランは、さらに通話が多い場合におすすめのプランです。通話料は7.92円(3分)と上記の安心プランと同様ですが、月額4,290円に5,280円(最大30時間相当)分の通話料が含まれています。

※2021年7月時点

参考:NTTホームページ


ひかり電話を利用するにはプロバイダーの契約が必要?

ひかり電話を利用するには、フレッツ光の契約が必要です。

※フレッツ光とは、いずれもインターネット接続サービスである「フレッツ光クロス」、「フレッツ光ネクスト」、「フレッツ光ライト」、「フレッツ光ライトプラス」の総称です。

同時に、インターネットやメールなどを使用するのであれば、プロバイダーとの契約が必要となります。プロバイダーとは、フレッツ光をインターネット業者に接続するための事業者のことで、別途月額料金などがかかります。

ただし、ひかり電話の「通話」のみであればプロバイダーを経由しないため、プロバイダーと契約する必要はありません。


ひかり電話を企業に導入するデメリット

アナログ固定電話よりも断然お得感のあるひかり電話ですが、次のようなデメリットも・・・。企業に導入する際は、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。


工事が必要

ひかり電話を導入するには、フレッツ光の光回線工事が必要ですので、導入時には工事費用がかかります。

また、引っ越しシーズンなどの繁忙期だと、申し込みをしても工事が開始されるまでに時間がかかる場合がありますので、余裕を持って契約することが大切です。

さらに、プロバイダとの契約や機器を設置・設定する必要がありますので、利用できるようになるまでに時間や手間がかかるのです。


使用できない電話番号がある

アナログの固定電話では利用できる番号が、ひかり電話では利用できないものも多くあります。

例えば、0170の伝言ダイヤルや101-800で始まる国際電話などがこれに当たります。また、アナログ固定電話では無料で利用できる104の番号案内や117の時報などのサービスは有料となります。


停電時に使用できない

ひかり電話はインターネット回線を利用しているため、、停電した際は全ての機能を利用できなくなってしまいます。停電時でも通話はできるようにすることが可能ですが、ひかり電話停電時対応機器等の準備が必要となります。


電話料金を安くする方法は他にもある

ビジネスで利用する電話料金を安く抑える方法は、ひかり電話の利用だけではありません。

状況に応じて、次のような方法も検討してみましょう。


スマホ

ビジネスで利用する電話料金を抑えるには、固定電話の設置にこだわらず、スマホを利用するのも一つの方法です。スマホであれば、通話はもちろんメールの返信や入力作業といったインターネットサービスを外出先からでも利用することが可能です。

法人利用に特化した料金プランやサービスがありますので、自社に合ったものを選択すれば、固定電話よりも電話料金を下げるだけでなく、業務効率向上につながる使い勝手の良さまでも得ることができます。

スマホを法人契約する場合は、状況に応じて

  • 費用面
  • セキュリティ面
  • 操作性
  • 耐久性

などを考慮しましょう。


IP電話

IP電話とは、インターネット回線を利用したサービスことで、上記でご紹介したひかり電話もIP電話の一つと言えます。

ここでご紹介するIP電話とは「050」から始まる番号を使用するサービスのことで、施設設置負担金(39,600円)は不要です。

ひかり電話と同じく、停電時には使用できないというデメリットもありますが、電話料金が安い、ナンバーポータビリティが可能、PCと連携することが可能であったりと複数の種類があるため、状況に応じて最適なサービスを選ぶことができるのです。


CTI

CTIとは、Computer Telephony Integrationの略で、コンピューターと電話を統合した技術やシステムのことを言います。

サービスによってその機能は様々で、ポップアップ機能や通話録音、モニタリングなどの機能を利用することができるのです。

企業のコールセンターに導入されることの多いCTIですが、営業シーンでのアウトバウンドコールにも適したCTIも多く、業務効率の向上に大いに役立っています。

CTIを選ぶ際は、下記のポイントを確認しましょう。

  • インバウンドもしくはアウトバウンドであるか?
  • オンプレミス型もしくはクラウド型であるか?
  • 他システムとの連携性


CTIには、受電メインのインバウンドに向いているタイプと、架電メインのアウトバウンドに向いているタイプがありますので、業務形態に応じて選択しましょう。


また、自社サーバーを設置してCTIシステムを構築するオンプレミス型と、インターネット上に提供されているCTIシステムを利用するクラウド型の2つのタイプがあります。オンプレミス型は、時間やコストはかかりますが、カスタマイズ性の高さが特徴です。一方のクラウド型は、カスタマイズ性に関してはオンプレミス型に劣りますが、短期間で導入できたり、人数の増減に対応しやすいなどの柔軟性が魅力です。


さらに、CTIはすでに導入しているSFAやCRMと連携することができ、お客様に合わせた適切な対応をすることが可能となりますので、連携性を確認することも大切です。


まとめ

今回は、固定電話の電話料金を安く抑える「ひかり電話」や、ビジネスで利用する電話料金を安く抑えるその他の方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

電話料金を抑えるためには、固定電話だけにこだわらず、様々な方法を検討することをおすすめします。